勝手に参加が決定していた
ある年の夏休み、私は娘とその同級生の近所の子を連れてプールへ行く約束をしていました。子どもたちが公園でその話をしていると、近所に住む同級生のセイナちゃん(仮名)が近くで話を聞いていたそうです。
子供達の帰宅後、突然セイナちゃんのお母さんから「セイナも誘ってくれたんだって? ぜひお願いしま〜す!」と連絡が入りました。あまりに突然だったため、私は娘達に「本当に誘ったの?」と確認しましたが、「誘ってないよ! 近くで話してただけ!」という答えでした。
とはいえ、本人はすっかり行く気になっている様子。今さら「誘っていません」と断るのも気まずく、結局今回は一緒に連れて行くことにしました。その際、セイナちゃんのお母さんには「水筒と、お昼をまたぐので昼食代を持たせてください」としっかり伝えておきました。
嫌な予感しかしないスタート
しかし当日、待ち合わせ場所に現れたセイナちゃんが持っていたのはプールバッグだけ。「水筒は?」と聞くと、「持ってなーい」と気のない返事。仕方なく家にあった麦茶のペットボトルを渡すと「冷えてないじゃん」とまさかの文句まで言われてしまいました。この時点で「今日は大丈夫かな……」と嫌な予感。
それでもプールでは大きなトラブルもなく、子どもたちは楽しそうに遊んでいました。ところが、お昼の時間になると予感は的中します。「そろそろご飯を買いに行こうか」と声をかけると、セイナちゃんは「お金持ってなーい」とひと言。「忘れてきちゃったの?」と聞くと、「最初からもらってない」というまさかの返事。
(持たせてくださいって伝えたよね……!)と心の中で叫びながらも、1人だけ食べさせないわけにはいきません。結局、お昼代は立て替えることに……さらに、みんなで食べようと買ったポテトは、セイナちゃんが一番たくさん食べていて唖然としてしまいました。
最後まで続いた想定外
帰る頃になると、娘と友達が「自分のお小遣いでアイスを食べたい!」と言い出しました。しかしセイナちゃんは当然お金を持っていません。後ろから「えー、いいなぁ〜私も食べたい〜」と言われると、仲間外れにするわけにもいかず、結局セイナちゃんの分も買ってあげることに。
帰宅後、セイナちゃんのお母さんへ「昼食は焼きそばと、帰りにアイスを買いました。お小遣いを持ってくるのを忘れちゃったみたいで立て替えたので、⚪︎⚪︎円お願いします」とあくまで友好的に連絡を送りました。しかし、メッセージはすぐ既読になりましたが返信はありません。
