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試験当日の朝

夫は車で受験会場まで送ってくれる予定でしたが、一向にトイレから出てきません。激しい腹痛と下痢に襲われていたのです。免許を持たない私は慌てて娘を連れて電車で会場へ。

無事間に合い、試験に臨めましたが、「まさかハーブティに下痢の効果が?」という不信感が頭をよぎります。義妹を疑いたくない気持ちから「夫の体調不良がたまたま重なったのだ」と自分に言い聞かせながら帰宅しました。

プレゼントの真意

その後、娘は第一志望に無事合格。お祝いに来てくれた実母が例のハーブティを見つけ、匂いを嗅いで「これ、センナ茶だね。しかも強めの」と断言。ハーブティの資格を持つ母によれば、効能は便秘解消。「あんた、ひどい便秘なの?」と聞かれ、私は愕然としました。

後日、義妹に直接尋ねると「そうですよー、便秘用のハーブティです。だって〇〇(娘)ちゃんもライバルでしょ? 一人でも減ったら嬉しいなと思って!」と悪びれる様子もなく答えたのです。さらに「でも〇〇ちゃんも私の娘も合格したし良かったですよね! これからもよろしくお願いしまーす!」と笑顔で続ける義妹。

私は背筋が凍りつきましたが、刺激しないよう「娘への愛が深いねえ」と返し、その場を後にしました。それ以来、義妹とは極力距離を置くようにしています。

塾の警告文

数日後、受験のために通っていた塾へお礼に訪れた際、壁の張り紙に目が留まりました。「勉強に必要のないものを持ってこない」「授業中スマホは電源を切る」といったルールの中に、赤字で「食べ物の交換、贈与厳禁(食中毒の恐れあり)」とありました。

以前はなかった項目です。もしかすると義妹は、娘だけでなく他の同じ志望校を目指す子どもたちにも、あのハーブティを渡していたのかもしれません。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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