コンプライアンスやハラスメントへの意識は会社だけでなく学校にも広がっている昨今。それでもなお、昔ながらの熱血指導を続ける指導者は存在します。その姿は一体、令和の子どもや親たちにとってどのように映るのでしょうか……今回は、私のお客様のエピソードをご紹介します。
熱血指導
私の長男は地域の野球チームに所属しています。コーチは昔ながらの熱血タイプで、「やる気ないならやめろ」「風邪は気合いで治せ」といった言葉を日常的に投げかけます。
時代錯誤にも思える指導ですが、コーチの熱心な指導のお陰で子どもたちはどんどん上達していきます。私も息子自身も、コーチの厳しさに少し戸惑いながらも、休むことなく練習に参加していました。
ノーブラで立ち尽くす朝
ある土曜日の朝、長男が野球に出かけた後、玄関にランドセルが置きっぱなしになっているのを見つけました。「忘れ物!」と慌てて飛び出した瞬間、今日は学校が休みだと気づきます。
その直後、2歳の次男がカチャリと鍵を閉める音。普段から「すぐに鍵を閉めること」と言い聞かせていたため、忠実に守った結果でした。けれど私はノーブラのパジャマ姿、スマホも鍵も持たずに外へ。玄関の前で立ち尽くすしかありませんでした。
危険な暑さ
「もう一回カチャってできるかな?」と声をかけても、次男の反応はなし。家の中にいるのかさえ分からず、不安が募ります。もしキッチンで火傷してしまったら。もしお風呂場で溺れてしまったら……
窓を割ることも考えましたが、破片が飛び散る危険を思うと踏み切れません。田舎の静かな住宅街、人影もなく助けを呼ぶこともできない。気温は、みるみる上昇し、私は熱中症になりかけていました。
そんな中、次男の安否が心配で、動けないまま時間だけが過ぎていく。まさに孤立無援の状況だったのです。
