時短勤務で子育てと仕事を両立している、私の元同僚・牧野さん(仮名)。ときには忙しい時間に帰らなければならないこともあり、同僚から嫌味を言われてしまったそうです。申し訳なさを感じていた牧野さんは、何も言えずにいましたが……?
店長がかけてくれた言葉
すると、そのやり取りを聞いていた店長が笑いながら口を開きました。「牧野さんは、限られた時間で終わらせるために人一倍動いてるよ〜」「気楽だったら、こんなに店舗にとって助かる存在にはなってないはずだよ」
そして、高橋さんにも優しく続けます。「もちろん、高橋さんが忙しい時間帯を支えてくれてるのも本当に助かってる」「みんな立場が違うだけで、それぞれ頑張ってるんだよ」それを聞いた高橋さんは、少し気まずそうに「……そうですね」と苦笑いしていました。
その日をきっかけに
それ以来、高橋さんが時短勤務について嫌味を言うことはなくなりました。毎日「申し訳ない」と思いながら帰っていた私にとって、自分の働き方をちゃんと見てくれている人がいたことが何より嬉しかったのです。
限られた時間で働く人も、そのあと現場を支える人も、それぞれ頑張っている。店長のひと言のおかげで、お互いの立場を理解し合えたような気がしました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。
