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私の知人・奈緒さん(仮名)の義父が亡くなったときのことです。会社の規則に沿って、忌引き休暇を5日間取ることにした奈緒さん。課長は快く了承してくれましたが、いい顔をしない同僚がいて……

課長が伝えてくれたこと

その場の空気が重くなったとき、課長が静かに口を開きました。「坂井さん。『義理』だから休みが短くなる、なんて規則はないよ」「大切な家族を見送るための休暇なんだから」

そして私の方を見て、「仕事のことは気にしなくていいよ。しっかりお義父さんを見送ってあげて」と声をかけてくれたのです。その言葉を聞いて、思わず胸が熱くなりました。

一方の坂井さんは何も言い返せず、気まずそうに黙り込んでいました。

今でも感謝している

課長がその場ではっきりと言ってくれたおかげで、私は後ろめたさを感じることなく義父を見送ることができました。

義父との最後の時間を安心して過ごせたのは、あのとき課長が私の気持ちを理解し、背中を押してくれたからだと思っています。そのあたたかい心遣いに、今でも感謝しています。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

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