子育ての後悔とは
しかし園長は予想外の言葉を口にしたのです。「唯一の後悔は、息子たちが虫を苦手になってしまったことです」と。園長自身、大の虫嫌いで虫が出るたびに怖がり、子供の前でも騒いでしまった結果、成人した息子4人とも虫が苦手。今でも家の虫退治は園長がしているのだと。
続けて「もし将来、子供に虫退治をしてもらいたいなら、子供の前で虫を怖がらないこと。それが私の唯一の後悔です」と締めくくりました。
軽くなった心
最後に園長は「皆さん、『園長の子育てでの後悔』って何だろうと身構えたと思います。でも大丈夫です。それだけ我が子を思っている証拠です」と言い、担任紹介へと移りました。
オフィス街にあるこの園には、さまざまな事情を抱えた保護者が通わせています。園長のユーモアと温かさに触れ、「仕事復帰は正解だったのか」と悩んでいた心が少し軽くなったのでした。
人生には常に選択が伴います。その選択が正しかったかどうかは、結局のところ選んだ後の行動次第。どんな選択にも必ずプラス面とマイナス面があるものです。だからこそ、自分の下した選択を後悔しないよう、毎日を大切に過ごしていきたいと感じました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。
