働く母親にとって、子供の風邪などで欠勤や早退をするのは心苦しいものです。今回は私の友人、恵子さん(仮名)の職場での体験談。仮病を使って早退する同僚に「子供の熱での早退も一緒」と言われてしまい……?
熱中症になりかけた同僚
その数日後、猛暑日となるほど暑かった日のことです。私が休憩室で昼食をとっていると、明美さんが「ちょっと横になっていい? めまいがする……」と言って入ってきました。
どうやら通勤時の暑さで熱中症になりかけている様子。本当にきつそうだったので、私は部長に伝えた上でタクシーを呼び、明美さんは病院に向かうことになりました。
明美さんは「すみません」と言いながら職場を後にしましたが、周りの人は「本当に?」と半信半疑でした。
「日頃の行動の結果」
翌日、すっかりよくなった明美さんが「ご迷惑をおかけしました」と部長に謝りに行くと、「体調不良はお互い様だから」と返事をしました。明美さんは一瞬ホッとした様子でしたが、部長はさらに続けて言いました。
「でも日頃の自分の行動は見直した方がいい。昨日の周りの反応を見た? あれがあなたの行動の結果です」明美さんは気まずそうに「はい……すみません」とだけ言い、仕事に戻りました。
自分のやっていたことが信用を失うことだと実感した様子の明美さん。それからというもの、彼女が仮病を使うことはなくなったのでした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:小橋美月
マスコミ業界に16年勤務。業界で培った原稿執筆のスキルを活かし、ライター業へ。さまざまな職種、ライフスタイルの人への取材を通じた、「生きたエピソード」が強み。働く女性の葛藤や子育て、夫婦関係など、実体験に基づいたリアルな物語を届ける。
