衝撃の電話内容
その晩、電話口で元夫は「本当は直接会って謝りたかった」と切り出し、「君の体調不良は母のせいかもしれない」と続けました。
昨晩、実家の倉庫を掃除していた際、義母が毎年私に渡していたお守りを見つけた元夫。なんと歴代のお守りすべてにクギが刺さり、髪の毛らしきものがグルグルと巻きつけられていたというのです。
問いただすと義母は隠すことなく「呪いに使ってた」と答えたとのこと。元夫は気味が悪くなり、今朝、神社でお焚き上げをしてもらったそうです。
思い返せば、義母は毎年「去年のお守りはお焚き上げしておくから頂戴」と回収していました。ある年、自分でお焚き上げに出したと伝えた際に激怒されたことがありましたが、今思えば呪いに必要だったからなのかもしれません。
解放された今
元夫との離婚理由は夫の浮気でしたが、彼は「君が体調不良で家事も育児も怠っていたせいだ」とも言っていました。
長年の原因不明の体調不良が、元夫がお焚き上げをした早朝から嘘のように消え、私は寝坊するほど熟睡できたのです。今ではよく眠れ、よく食べ、毎日元気に過ごしています。
これまで「幽霊のような非科学的な存在よりも、何より怖いのは生身の人間だ」と思って生きてきました。けれど、生身の人間の思惑と“呪い”という科学では説明できないものが重なったとき、想像以上の力を発揮するのかもしれません。
だからこそ今は、呪いに負けないよう、しっかり食べ、ぐっすり眠り、そして毎日たくさん笑うことを心がけています。結局のところ、そんな健やかな生活こそが、何よりの“お守り”になると思うのです。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。
