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今回は、娘の紗耶香(仮名・30代)から聞いた出来事をご紹介します。3歳の息子の幼稚園で仲良くなったママ友との関係は、最初は何気ない助け合いから始まったそうです。しかし、小さなお願いが少しずつ当たり前になっていき、気づけば断りづらい空気ができあがってしまい……

「5分だけ」が始まりだった

息子が幼稚園に通い始めてしばらくすると、同じクラスのママ友Mと自然に仲良くなりました。年齢も近く、子ども同士も気が合っていたので、降園後は公園で一緒に遊ぶのが日課のようになっていました。

ある日、Mが「トイレに行ってくるから5分だけお願い」と言って子どもを預けてきました。5分くらいなら、と私は何も気にしていませんでした。ところが戻ってきたのは20分ほど経ってからです。

「ごめんごめん、助かった!」そう笑顔で言われると、深く考えることもなく「大丈夫だよ」と返してしまいました。

お願いはどんどん長く

それから同じようなことが何度も続きました。「スーパーだけ寄ってくるね」「銀行に行ってくるからお願い」最初は20分だった時間が、30分、そして1時間へと延びていきます。私も自分の息子を連れているので、正直かなり大変でした。

ある日、勇気を出して「今日は難しいかな」と伝えると、Mは少し不機嫌そうな顔で「助け合いでしょ?」と一言。その言葉を聞くと、私のほうが冷たい人間なのではないかと思えてしまい、結局また引き受けてしまうのでした。

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