~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~

美容院へ行ったまま戻ってこない

忘れられない出来事があります。その日、Mは「美容院を予約してあるからお願いね」と軽く言い残し、子どもを預けたまま出かけてしまいました。「えっ、今から?」驚く間もなく姿は見えなくなり、電話をしてもつながりません。

私は3歳の息子とMの子どもを連れて、公園で待ち続けました。ようやく戻ってきたのは約2時間後です。「ありがとう! またお願いね」まるで何事もなかったかのような笑顔でした。

さすがに限界だと思った私は、「もう預かれないよ」と伝えました。すると返ってきたのは、「そのくらいで怒るなんて心が狭いね」という信じられない言葉でした。

親切と利用されることは違う

その数日後、幼稚園で別の保護者と話していると、「うちも同じことをされた」「断れなくて困ったことがある」とMについて次々と打ち明けられました。どうやら私だけではなかったのです。

みんな最初は「少しくらいなら」と引き受けていましたが、同じように負担がどんどん大きくなり、少しずつ距離を置いていたのでした。その後、Mは周囲からの信用を失い、降園後の集まりにもほとんど姿を見せなくなりました。

私はこの出来事を通して、親切と都合よく利用されることはまったく別だと実感しました。違和感を覚えたときは、「これくらいなら」と我慢するのではなく、最初の段階で断る勇気も大切なのだと、今でも強く思っています。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

This article is a sponsored article by
''.