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止まらない怪異

「からかってるの?」と疑うも、生徒たちは涙目で「違う! 怖い!」訴えます。すると今度は生徒の一人が「スマホが圏外!」と言い、一斉に自身のスマホを確認する生徒たち。そして口々に「私のも!」「ヤバい! 私も!」とパニック状態。

私のスマホも圏外になっており、内心恐怖でいっぱいでしたが「電波障害かも。内線でフロントに確認するから落ち着いて」と生徒に言い、内線電話を掛けました。

すると、電話に出たフロントは「百物語をしていませんか?」と一言。生徒たちに尋ねると「100話はしてない!」「7話? いや10話くらいした……」と答えました。

フロントは「皆様そう仰る。でもね、一部屋で10話、10部屋で100話。百物語は100話で怪奇現象が起こるんです」と説明。そして慣れた様子で「盛り塩と清酒をお持ちします」と言われ、盛り塩をしてしばらくすると、電波も回復し、生徒たちは落ち着いて眠りにつきました。

残る恐怖

合宿は無事終了。後日、生徒にあの夜のことを尋ねてみることに。「先生のフリをした何かは先生そっくりだった」と生徒たち。続けて「でもなんか服装が古かったし、会話も噛み合わないし、それに呂律も変だった」と聞き、背筋が凍りました。

今年も同じホテルで合宿を控えています。何も起きないことを願いつつ、注意事項、特に念押しされるものは厳守すべきだと、改めて痛感しています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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