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壁を指さす塾長

それに対し塾長は「会話をお聞きしておりましたが、当スタッフの言動は阻止しているようには見えません。それに行き過ぎた発言はお控えください」と温厚ながらも毅然と対応しました。

さらに塾長は壁を指さし「当塾は事務員と講師を分けていません。全員が資格を持った講師であり、事務対応もします。今対応していた〇〇先生(私)は留学経験もあり、教員免許も英検1級も持つ立派な先生です」と説明。指さした先の壁の講師紹介コーナーには私の経歴が掲示されていました。

私は中高生を相手にした夕方以降の講師を担当しており、昼間はいつも事務作業をしています。その姿を見て、私の事を事務員だと勘違いしたのでしょう。

謝罪か報告か

「先ほどの発言、謝罪していただけますか? カスハラとして本部に連絡もできますが」と塾長が迫ると、Aは小さな声で「すみませんでした」と謝罪。その後、以前から問題視されていたAのスタッフへの態度は改善されました。

子どもを大切に思う気持ちは尊いものです。しかし、その思いが度を越した要求や他者への攻撃に変わってしまうと「モンスター」になってしまうことも。

今回の出来事は、立場や肩書きで人を判断する危うさを教えてくれました。肩書きや自分のものさしで人を判断せず、互いを尊重する姿勢こそ、子どもたちの健やかな成長に重要なのかもしれません。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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