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今回は、従妹の由香さん(仮名)から聞いた出来事をご紹介します。猛暑の日に「少しの間だけ」と引き受けた子どもの預かりが、思いもよらないかたちで広がってしまい……!? 人との距離感について考えさせられたお話です。

「今度うちの子もお願いしていい?」理由を聞くと、「暑い日は由香さんの家なら預かってくれるって聞いたから」と言われました。どうやら、あの日のママ友が「由香さんは快く預かってくれる」と周りに話していたようでした。

私は慌てて本人に、「そういうつもりじゃなかったよ」と伝えました。でも返ってきたのは、「そんなに気にすること?」という、不思議そうな表情だけでした。

境界線を伝える大切さ

あの日、私が引き受けたのは困っている人を助けたいという気持ちからでした。でも、一度の「ありがとう」が、いつの間にか「お願いして当然」という空気に変わってしまうことがあるのだと、その時初めて知りました。

もちろん、助け合いは大切です。だからこそ、お互いが感謝と配慮を忘れないことが、良い関係を続けるためには欠かせないのだと思います。

夏になると、玄関で何度も母親の帰りを待っていたあの子の姿を、今でもふと思い出します。そして私は、善意には優しさだけでなく、きちんと境界線を伝える勇気も必要なのだと感じています。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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