これは、オフィスビルで清掃員として働く知人の皆川さん(仮名・40代女性)から聞いたお話です。皆川さんがビルの清掃中、女性社員から「邪魔なんだけど」と言われ、足元へゴミを投げ捨てられてしまいました。同僚の清掃員にまでひどい言葉を浴びせますが、その後、自らの発言を後悔することに……
「清掃員のくせに」と言われた日
私が清掃員として働くオフィスビルには、いつも笑顔で誰にでも優しく接する同僚のまなみさん(仮名・50代後半女性)がいました。ある日、廊下を清掃していると、通りかかった女性社員から「邪魔なんだけど」と言われ、私の足元へゴミを投げ捨てられてしまったのです。
その様子を見ていたまなみさんが「そんな言い方しなくてもいいじゃない」と穏やかに声を掛けると、女性社員は「清掃員のくせに偉そうに」と吐き捨て、そのまま立ち去っていきました。私をかばってくれたまなみさんまでひどい言葉を浴びせられてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
社長が声を掛けた会議室
先ほどの出来事が頭から離れないまま仕事を続け、残すところは会議室の掃除だけとなりました。しかし部屋の前まで行くと、重役会議は終わっていたものの、社長と数名の社員がまだ話をしていたため、私たちは引き返そうとしたのですが……
私たちに気付いた社長が「お疲れさま。今日はもう終わり?」と、まなみさんへ親しげに声を掛けました。まなみさんも笑顔で受け答えをしていて、そのやり取りを見た私はもちろん、その場にいた社員たちも、思わず顔を見合わせていました。
