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これは、オフィスビルで清掃員として働く知人の皆川さん(仮名・40代女性)から聞いたお話です。皆川さんがビルの清掃中、女性社員から「邪魔なんだけど」と言われ、足元へゴミを投げ捨てられてしまいました。同僚の清掃員にまでひどい言葉を浴びせますが、その後、自らの発言を後悔することに……

明かされた正体

社長は私たちの表情に気付いたようで、その場にいた社員たちへ向かって「みんなには言ってなかったけど、彼女は私の妻なんです」と笑いながら話し始めたのです。予想外の言葉に、その場にいた社員たちは驚きを隠せませんでした。

そして誰よりも驚いていたのは、「清掃員のくせに偉そうに」と言い放ったあの女性社員です。実は女性社員は管理職だったため、その日の重役会議にも参加していたのです。目を見開いたまま、まなみさんと社長を見比べ、みるみる顔色を変えていきました。

謝罪のあとに伝えた言葉

会議室の清掃を終えて部屋を出ると、あの女性社員が私たちを待っていました。そして、まなみさんの前まで来ると「先ほどは申し訳ありませんでした」と深く頭を下げたのです。

しかし、まなみさんは責めることもなく「私が社長の妻だからではなく、誰に対しても同じように接してほしいな」とだけ穏やかな表情で伝えました。
まなみさんは日頃から本当に優しく、周囲への気配りを忘れない同僚でした。今回の出来事を通して、その懐の深さを改めて実感したのです。

人は肩書きで尊敬されるのではなく、その人柄によって信頼を築いていくものなのだと、今でも心に残っている出来事です。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。

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