美容師として働く私の知人・坂口さん(仮名)。常連さんから、予約当日に「体調不良で……」とキャンセルの連絡が入ったそうです。次の来店日まで心配していた坂口さんですが、なんと前回の体調不良は嘘だったと言われ……!?
お客さんが当日キャンセル
私は美容師として働いています。指名してくださるお客さんも増え、毎日の仕事にやりがいを感じていました。その中のひとりが、何度か担当している杉崎さん(仮名)です。気さくで話しやすく、私にとっても印象に残るお客さんでした。
そんな杉崎さんの予約が入っていたある日の朝、お店に一本の電話がかかってきました。「ちょっと体調不良で……今日はキャンセルさせてください」申し訳なさそうな声だったため、私は「もちろん大丈夫ですよ! お大事になさってくださいね」と伝えて電話を切りました。
急な体調不良なら仕方ありません。いつも来てくださるお客さんだっただけに、私は少し心配していました。
思いがけない本当の理由
それから1か月ほど経った頃のことです。杉崎さんから再び予約が入り、久しぶりに来店されました。施術をしながら、「この前は大丈夫でしたか? 体調不良って……」と声をかけると、杉崎さんは一瞬キョトンとした顔。
少し考え込んだあと、「あ〜! あの日ね!」と笑いました。そして「実は友達から急に誘われちゃって〜」「でも正直に言うのも気まずいから、体調不良ってことにしちゃった!」と悪びれる様子もなく話したのです。私はどう反応していいかわからず、苦笑いしてしまいました。
モヤモヤした気持ち
本来、当日キャンセルはお店としても困ることが少なくありません。それでも私は、体調不良なら仕方ないと思っていました。だからこそ、その理由が嘘だったと知り、なんとも言えない気持ちになったのです。
どう返そうか迷っていたそのときでした。ちょうど杉崎さんにお茶を持ってきた店長が、会話を聞いていたのか自然に話に加わりました。
