私の友人・里香さん(仮名)は専業主婦で、普段は全ての家事を担当しているそうです。夫との役割分担には納得していましたが、風邪をひいたある日、動けない里香さんに夫がかけた言葉にショックを受けてしまい……?
静かに私が伝えたこと
少し沈黙したあと、私は静かに言いました。「たしかに、家事は私の担当だと思う……でも、あなたも風邪ひいたら仕事休むことあるでしょ?」夫は「まぁ……それはそうだけど」と苦笑いしています。
私はさらに続けました。「それにさ……夫婦なんだから、これは仕事とか担当とかの話じゃなくて、『思いやり』じゃない?」すると夫は、ようやくハッとしたような顔になりました。
それからの夫の変化
その後、夫は何も言わずに食器を洗い始めました。さらに息子をお風呂に入れ、簡単な夕飯まで用意してくれたのです。そして翌日には、「昨日はごめん」と謝ってくれました。
どうやら夫の中では、『担当だからやるもの』という意識が強くなりすぎていたようです。もちろん私は、普段の生活に不満があったわけではありません。それでも、困ったときには自然と支え合える関係でいたい。あの日の出来事を通して、改めてそう感じました。
【体験者:30代・専業主婦、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。
