「孫の顔を見せるのは親孝行」そんな言葉の裏で、週末の予定がいつの間にか義実家訪問で埋まっていた……なんて経験あるはず。今回は、筆者の友人・さおりさん(仮名)から聞いた、義母の「当たり前」が覆された出来事を紹介します。
義母の矛盾を突いた指摘
すると、その場にいた義母の妹が不思議そうな顔で言いました。「でも、お姉ちゃんはお義母さんのところに毎週行ってたっけ?」その場が一瞬静まり返りました。実は義母自身は、結婚後は義実家との付き合いがあまり多くなかったことが、親戚の間では知られていたのです。
さらに義母の妹は「私は覚えてるわよ。忙しいからって、年に数回しか行かなかったじゃない」と続けました。義母は「昔と今は違うから……」と口ごもります。
すると義母の妹は、「そうかもしれないけど、今は共働きの家庭も多いし、子育てと仕事の両立で昔以上に忙しい人もいるんじゃない?」と穏やかに伝えました。義母は何も言い返せませんでした。
無理を強いられない関係へ
それ以来、毎週のようにかかってきていた催促の電話は少しずつ減っていきました。
もちろん顔を見せる機会は大切ですが、それぞれの家庭にはそれぞれの事情があります。私がずっと心の中で感じていたことを、親戚が代わりに言葉にしてくれたようで、とても救われた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:中條みき
医療事務として7年間勤務。患者さんに日々向き合う中で、今度は言葉で人々を元気づけたいと出版社に転職。悩んでいた時に、ある記事に救われたことをきっかけに、「誰かの心に響く文章を書きたい」とライターの道へ進む。専門分野は、インタビューや旅、食、ファッション。
