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共働きが当たり前となった今、家事の分担に悩む家庭も多いのではないでしょうか。これはそんな悩みを抱える同僚から聞いた話です。家事をしない夫に唯一任せたのが食器洗い。ところが夫はそれにすら文句を言う始末で……

「洗う人のことを考えた」夕食

ある日の夕食、「ご飯だよ〜」と夫と子どもたちを呼びました。いつも通り席についた夫は、食卓を見て固まりました。そこにはパンと牛乳だけ。「え……? 」困った様子の夫に、私は笑顔を作って言いました。「いつも『洗う人のこと考えろ』って言うから考えたんだけど。今日は洗い物ないよ」

途端に「え……いや……」としどろもどろになる夫。私は続けて「料理をすれば洗い物は出るんだよ。唯一任せた洗い物に文句を言うなら、これからあなたの食事はパンしか準備しないでいいよね? 」と言ってやりました。

「トンカツって洗い物増えるんだよね」

夫はしばらく黙り込んだ後、「わかった……文句言わないから、食事はいつものがいい」と言いました。心の中でガッツポーズをする私。

「そう。じゃあ今日はこれにしよう」とスーパーで買っておいたお惣菜のトンカツを出しました。「やったー! トンカツ! 」と喜ぶ子どもたちをよそに、夫は気まずそうな表情。トンカツは夫も子どもも大好きで、私もよく作るメニューです。

「カツっておいしいけど、家で作ると洗い物増えるんだよね」と言うと、夫は「でもお前のトンカツはうまいからな……」と苦笑いをしていました。それ以来、夫が食器を洗うときに文句を言うことはなくなりました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:小橋美月
マスコミ業界に16年勤務。業界で培った原稿執筆のスキルを活かし、ライター業へ。さまざまな職種、ライフスタイルの人への取材を通じた、「生きたエピソード」が強み。働く女性の葛藤や子育て、夫婦関係など、実体験に基づいたリアルな物語を届ける。

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