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今回は、親戚の千佳さん(仮名)から聞いた不思議な体験をご紹介します。子どもの頃から人には見えない気配を感じることがあったという千佳さん。ある日、実家の庭の植物を切ったことをきっかけに、恐ろしい出来事が……

始まった異変

私は子どもの頃から、少しだけ人と違う感覚がありました。誰もいない場所で視線を感じたり、不思議な気配に気付いたりすることがよくあったのです。

子どもの頃、実家の庭には四季折々の花が咲いていて、私にとっては当たり前の風景でした。ところがある年、母が「庭の手入れが大変だから」と言って、一角に生えていた植物を切ってしまいました。

その数日後からです。夜、布団に入って目を閉じると、何かが私の顔の上を横切るようになりました。最初は夢だと思いました。ですが、その異様な感覚は毎晩続いたのです。

不気味な影に怯える日々

現れるものは人の姿ではありませんでした。動物とも違う、説明しづらい奇妙な影です。黒くて輪郭が曖昧なのに、確かにそこにいる気配だけは感じました。

目を閉じると頭上を横切り、時には目を開けていても近くにいるような感覚があります。私は怖くて眠れなくなりました。布団の中で身を縮めながら朝を待つ夜が続きます。

家族に話しても「考えすぎじゃない?」と言われるばかりでした。理解してもらえないこともつらく、いつしか自分の部屋に入ることさえ怖くなっていったのです。

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