浴室での立場逆転劇
父は「任せておけ」と言わんばかりに娘の手を引いて浴室へ向かいます。しかし予想通り、娘は「イヤー!」と全力で抵抗。浴室から泣き声と父の慌てた声が聞こえてきました。
ところが30分ほど経った頃、不思議なことに泣き声は楽しそうな笑い声へ変わっていました。気になってそっと様子を見に行くと、そこには全身泡だらけになりながらアヒル隊長の真似をする父の姿が。
娘は「じいじ、もういっかい」と大喜び。父は肩を落としながら「この子には敵わん……」とつぶやいていました。
孫に夢中のじいじ誕生
その後、娘はすっかり父になつき、実家にいる間は何かと「じいじ」と後を追いかけ始めたのです。父もまんざらではない様子で、以前のように育児について口を出すことはなく、娘の遊び相手をしてくれるようになりました。
帰る日の朝、私が「お父さん、疲れたでしょ?」と聞くと、父は笑いながら「楽しかったよ。ありがとな」と言いました。あれ以来、父は娘のイヤイヤに口出ししてくることはありません。今では誰よりも孫に甘い“じいじ”となり、娘に振り回される姿がすっかりおなじみになりました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。
