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これは、知人の河野さん(仮名)から聞いた話です。当時30代だった河野さんは、昇進のかかった重要な会議中に子どもの発熱連絡を受け、途中退席を決断しました。その後「評価は下がっただろう」と落ち込んでいたところ……。

会議中に鳴った一本の電話

これは私が30代の頃、仕事と育児に追われながら働いていた時の出来事です。その日は昇進にも関わる重要な会議が予定されており、取引先の担当者も同席していました。

ところが、会議の途中「お子さんが38.5℃の熱です」と保育園から連絡が入ったのです。私は資料に目を落としたまま数秒考えました。会議を優先するべきか、それとも子どものもとへ向かうべきか。迷った末、途中退席して保育園へ向かうことを決めました。

絶たれた昇進への道

保育園へ向かう車の中でも、会議のことが頭から離れませんでした。大切な場を途中で抜けてしまい、周囲に迷惑をかけたことは明らかだったからです。

翌日からは関係者へのお詫びに回りましたが、一部には冷ややかな反応もありました。子どもの体調不良による早退や欠勤はこれまでも何度かありましたが、今回のように重要な会議の途中で早退したのは初めてでした。

「もう評価は下がっただろう……」そう考えるたび、誰もいない休憩室でひとり下を向いていました。

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