子供ができてからもジム通いを続ける夫
私の夫は独身の頃から、ジムで筋トレをするのが趣味でした。私も運動が好きなので、気持ちはわかります。しかし、子供が生まれてからも、週2回、仕事終わりのジム通いは変わっていません。
ジムに行く日は帰ってくるのがだいたい夜の9時半過ぎ。幼い子ども2人の夕食、お風呂、寝かしつけなど、完全に私のワンオペとなってしまいます。
以前、私も健康や美容のことを考えて「ヨガに通いたい」と相談したことがありましたが、「1人で見るのは無理」とあっさり断られてしまいました。私は美容院に行くのすら、夫の予定を聞き、お願いしてから行くのに……不満は日に日に募っていきました。
家族でお出かけ、ぐずる娘
ある休日、家族でショッピングモールにお出かけしました。フードコートでお昼ご飯を食べようとしていると、2歳の娘がぐずりだしてしまったので、私がご飯を食べながら抱っこしました。
どうやら眠かったようで、そのままコテンと寝落ち。娘は寝かせるとすぐ目を覚ましてしまうので、そのまましばらく抱っこしていました。
抱っこして10分も経たないうちに夫「もう無理」
1時間ほど経った頃、さすがに腕がきつくなり、トイレにも行きたいと思ったので、夫に抱っこを代わってもらいました。すると10分も経たないうちに夫は「寝てるから重いわ。もう無理」と言い、また私が抱っこすることに。
文句を言いたくてたまりませんでしたが、娘がまだ気持ちよさそうに寝ていたので、何も言いませんでした。
息子からの無邪気な一言
するとその様子を横で見ていた長男がポツリ。「パパ、ジム行ってるのに全然力無いじゃん。かっこわる〜」かっこ悪いと言われ、明らかにショックな様子の夫。近くで聞いていた人も思わずクスッと笑っていました。
夫はその後、意地になったのか、もう1度娘を私から受け取り、そのあとは帰るまで抱っこをしていました。それ以来、子供たちが抱っこをせがむと「抱っこはパパの担当だ」と言って、毎回抱っこをしてくれるようになりました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:小橋美月
マスコミ業界に16年勤務。業界で培った原稿執筆のスキルを活かし、ライター業へ。さまざまな職種、ライフスタイルの人への取材を通じた、「生きたエピソード」が強み。働く女性の葛藤や子育て、夫婦関係など、実体験に基づいたリアルな物語を届ける。

