連休初日の「招かれざる客」
連休初日の午前中、家族でゆっくり過ごそうとしていたわが家に、突然チャイムが鳴り響きました。ドアを開けると、そこには義姉一家4人の姿が。
「泊まりに来たわよ! 連休なんだから、親戚付き合いも大事でしょ?」 事前の連絡もなく、当然のように大量の荷物を持って玄関に立ちはだかる義姉に、私は目眩がしました。
繰り返される「無料ホテル」扱い
実は、前の連休のときも彼女は同じように現れ、私は断りきれずにおもてなしをしてしまったのです。その際、帰りがけに放った「また来るわね!」という不穏な一言。私は二度目はないと心に決め、ある対策を練っていました。
「悪いけど、今からすぐお昼作って。あと布団も用意しておいてね」 わが家を無料のホテルか何かと勘違いし、勝手にリビングへ上がり込んでやりたい放題の義姉。
困惑する夫に対し、彼女は「身内なんだからケチケチしないでよ」と鼻で笑いました。
笑顔で突きつけた「超高級旅館」の予約
そこで私は、用意していたスマホの画面を笑顔で見せました。「お義姉さん、残念ですが今から私たちは家族旅行に出発するんです。ほら、この『超高級旅館』の予約完了メール、見てください」
私が突きつけたのは、一泊数十万円はする有名旅館の予約画面。「キャンセル料100%なので、今すぐ行かないと大損なんです。お義姉さんたちが家を守ってくれるなら安心です! あ、冷蔵庫は空っぽなので、食事は自分たちで調達してくださいね」
用意周到な作戦の勝利
「えっ、ご飯出ないの? 私たちの布団は!?」と、義姉は顔面蒼白。自分たちがもてなされるどころか、放置されると悟った彼女たちは、慌てて荷物をまとめて撤退していきました。
実はこの画面、義姉の性格を見越して夫と二人で作成しておいた『嘘の予約画面(ダミー)』。実際には家でゆっくり過ごす予定でしたが、「旅行に出るフリ」をして家を出発する素振りを見せたことで、身勝手な宿泊計画を根こそぎ粉砕したのです。
自分の都合を押し付ける人には、それ相応の対策が必要だと思い知ったGWの幕開けでした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:北山 奈緒
企業で経理・総務として勤務。育休をきっかけに、女性のライフステージと社会生活のバランスに興味関心を持ち、ライター活動を開始。スポーツ、育児、ライフスタイルが得意テーマ。

