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私の友人・A子から聞いた、ある「自然派」な義母とのお話です。何でも手作りにこだわる義母は、A子の家事に対しても執拗に口を出してきます。ついには家事負担を減らすための食洗機まで「毒」と断じた義母でしたが、帰宅した夫の「あまりに無邪気な提案」によって、事態は思わぬ方向へ動き出しました。

「自然派」を強要するヨガ義母

私の義母は、趣味のヨガを通じて「自然派」な生活を自称する徹底したこだわり派。マヨネーズまで手作りし、市販品を一切認めないような人でした。

そのこだわりを自分だけで完結させてくれればいいのですが、義母はことあるごとに私へも強要。「添加物はダメ」「手間をかけるのが家族への愛よ」と、毎日の食事のメソッドから家事のやり方まで、細かく口出ししてくるのです。

「食洗機は毒」愛情不足を責める言葉

子どもが生まれ、育児と家事で限界を迎えていた時のことです。少しでも負担を減らそうと食洗機を導入したのですが、遊びに来た義母の目は誤魔化せませんでした。「食洗機なんて危ないわ! 洗剤が残って体に毒よ。そんな不衛生なものを使って、子どもが可哀想だと思わないの?」

疲労困憊の中、家事の時短だけでなく、母親としての愛情まで否定された私。言い返す気力もなく、悔しさで涙がこぼれそうになっていました。

夫の「ピュアすぎる」詰め寄り

そこへ、仕事から夫が帰宅しました。事情を聞いた夫は、怒り出すかと思いきや「へぇ〜! 母さん、すごいね!」と、尊敬の眼差しで義母に詰め寄ったのです。「じゃあ母さんの手洗いは、高温殺菌ができる食洗機よりも綺麗に洗えるってこと? 菌が一個も残ってない証拠を僕に見せてよ!」

夫は嫌味を言っているのではなく、心から「母さんの手洗いの技術」に感銘を受けた様子で、科学的な根拠を無邪気に求めました。

矛盾を突かれた義母の敗走

さらに夫は、満面の笑みで追い打ちをかけました。「母さんが毎日来て洗ってくれるなら、こんな機械捨てちゃうよ! 明日は朝6時に来てくれると助かるな」

もちろん、毎日わざわざ息子の家の皿を洗う気など毛頭ない義母。「……もう、好きにしなさい!」と顔を真っ赤にして、逃げるように帰って行きました。

夫の天然ゆえの「正論」が、口先だけの義母のマウントを粉砕してくれたのです。無事に食洗機を守り抜いた私は、今では「文明の利器最高!」と心から笑っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:北山 奈緒
企業で経理・総務として勤務。育休をきっかけに、女性のライフステージと社会生活のバランスに興味関心を持ち、ライター活動を開始。スポーツ、育児、ライフスタイルが得意テーマ。

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