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これは私の働く保育園の保護者・坂井さん(仮名)から聞いたお話です。坂井さんの夫は、子どもと出かけていてもスマホばかり見ています。ある日、スマホに気を取られている間に、息子が迷子に。しかし、迷子の呼び出し放送で呼ばれたのは、なぜか息子の名前ではなく……

スマホ優先の夫に、募る不満

夫の悠太郎(仮名)は、休日に家族で出かけていても、気がつけばスマホゲームに夢中で、会話もどこか上の空です。そんな姿を見るたびに、私は小さなモヤモヤを感じていました。

しかも、息子の悠貴(仮名・5歳)と2歳の娘は、まだ目が離せない年頃です。本来であれば夫婦で協力して見守りたいところですが、実際には私がほとんど一人で対応している状態でした。

スマホに夢中になって、息子が迷子に

ある日、息子のランドセルを見に、大きな催事場へ家族で出かけました。会場は多くの人でにぎわっており、夫は息子と、私は娘と一緒に見て回っていました。

しばらくして、夫から電話が鳴ります。「悠貴がどっかに行っちゃった」その一言に、頭が真っ白になりました。すぐに合流し、周囲を探しますが見つかりません。

迷子放送で流れた名前

必死に探し回っていると、館内に迷子の呼び出し放送が流れました。「お客様にお呼び出しを申し上げます。〇〇市からお越しの坂井悠太郎くん。現在、サービスカウンターにてお預かりしております」

その放送を聞いた瞬間、思わず夫と顔を見合わせました。呼ばれたのは、息子の悠貴ではなく、夫の悠太郎だったのです。なぜその名前が呼ばれたのか、頭の中が「?」だらけのまま、私たちは急いでサービスカウンターへ向かいました。

5歳の息子が放った、まさかの一言

サービスカウンターには、無事な悠貴の姿が。安堵で力が抜けると同時に「どうしてパパの名前を言ったの?」と尋ねずにはいられませんでした。

すると悠貴は、少し不思議そうな顔でこう言ったのです。「パパ、携帯ばっかり見てるから迷子になるんだよ」その一言に、その場にいた店員さんも思わず笑いをこらえている様子で、隣で聞いていた夫は気まずそうに視線をそらし、そのまま足早にその場を離れていきました。

息子から迷子扱いされるとは思っていなかったようで、夫はあれ以来、外出中にスマホばかり見ることはなくなり、家族の時間が増えたような気がします。夫よりも頼もしい息子の一言に、胸がスッとした出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。

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