~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~
私の知人・沙世さん(仮名)は、息子が小学生になってから、毎日宿題をさせるのに苦労しているそうです。一方で、息子と仲良しの友達はしっかり者。宿題はいつも余裕を持って終わらせる優等生でした。ところが、遊んでいるときにその子が放ったひと言で沙世さんは困惑……!?

宿題に苦戦する日々

私には小学3年生の息子・こうた(仮名)がいます。小学校に入学してからというもの、宿題をさせるのになかなか苦労する日々です。「あとでやる〜」と言ったまま忘れていたり、やり始めてもすぐに気が散ってしまったり……

特に夏休みなどの長期休暇になると、絵日記や工作、自由研究などやることが一気に増え、声をかけながらなんとか進めていく毎日でした。

優等生タイプの友達

一方で、息子と仲のいい友達・ゆうまくん(仮名)は、いわゆる『優等生タイプ』。息子から聞く話では、宿題は毎回きちんと提出して忘れたことはなく、しかも余裕を持って終わらせているとのことです。「もう終わったの?」と驚くことも多いようでした。

夏休みの課題である絵では昨年賞を取っていたらしく、私は(すごいなぁ……)と感心していました。

教育熱心なママさん

あるとき、授業参観でゆうまくんのママと話す機会がありました。私が「ゆうまくん、しっかりしてるし、宿題もいつもきちんとしててえらいですね〜!」と言うと、ゆうまくんのママはさらっとこう言ったのです。

「うちはね、『あとでやる』はなしって決めてるの」「帰ってきたら、その日のうちに全部終わらせる習慣つけてるから!」さらに「親がちゃんと見てあげれば、子どもはできるようになるよ〜」と続け、日々きちんと見ている様子が伝わってきます。

私は(教育熱心なんだな……)と素直に感じていました。

ふと耳にした言葉

ある週末、ゆうまくんが家に遊びに来たときのことです。お菓子を食べながら、子どもたちが何気なく話しています。息子がぽつりと「今週の宿題、まだ終わってない〜」と言うと、ゆうまくんはあっさりこう返したのです。「うちはね、ママがやってくれるから大丈夫なんだ〜」

私は思わず耳を疑いました。ゆうまくんは特に隠す様子もなく続けます。「漢字とかも、ママのほうが上手だし」「絵も、だいたいママが描いてる!」

見え方が変わった瞬間

その言い方は、当たり前のようでした。(もしかして、あの賞を取った絵も……?)と、つい頭をよぎります。これまで『しっかりしている子』『きちんとできる子』だと思っていた印象が、少しだけ揺らいだ瞬間でした。

どこまでが子ども自身の力で、どこからが親の手なのか。あのときの言葉をきっかけに、『きちんとできている姿』の見え方が、少し変わった気がしています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

This article is a sponsored article by
''.