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ふとした瞬間、だれかに、予想もしない危機から救われた。そんな経験をしたことはありませんか? 今回は、筆者の友人かなさん(仮名)が体験した、奇跡のような、心に残る不思議な出来事を紹介します。

公園で出会った、見知らぬ小さな訪問者

ある日の休日のことです。このところ残業や休日出勤が続き、少し心身が疲れていた私は、公園のベンチでひとり、肌寒い風に吹かれながら休んでいました。

木々のざわめきや鳥のさえずりが心地よく、穏やかな時間が流れる中、どこからともなく小さな子どもが近づいてきました。

小さな警告

その子どもは突然立ち止まり、じっと私を見つめてこう言いました。「そこ、危ないよ」一瞬何のことかわからず戸惑いました。目の前の子どもは、風に揺れる髪が柔らかく、笑っているわけでも泣いているわけでもない微妙な表情をしていました。

でも、その小さな声の響きと、子どもの視線に込められた真剣さに、なぜか直感的にハッとしました。とっさに体が反応し、立ち上がって場所を移すと、自然と肩の力が抜け、無意識に自分を守っていたことを感じました。

頭上に迫った危険、そして消えた姿

その直後、頭上から耳をつんざくような大きな音が。さっきまで自分が座っていた場所に、太く重い枝が落ちてきたのです。

驚きのあまり思わず立ち上がると、さっきの子どもはどこにもいません。周囲を見回しても、その子の姿は影も形もなく、公園は再び静けさを取り戻していました。私の心臓は激しく打ち、手のひらには冷たい汗が滲んでいました。

今も消えない温もり

後日、私はその公園で、昔事故で亡くなった子どもがいたという話を耳にしました。あのとき声をかけてきた子は……もしやその子どもだったのか、と考えると、今でも背筋がぞくりとします。

あの瞬間の言葉と、自分のとっさの行動が自分を救ってくれたのだと思うと、今でも胸の奥に温かい記憶としてよみがえってくる出来事です。

【体験者:20代・会社員、回答時期:2024年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Miki.N
医療事務として7年間勤務。患者さんに日々向き合う中で、今度は言葉で人々を元気づけたいと出版社に転職。悩んでいた時に、ある記事に救われたことをきっかけに、「誰かの心に響く文章を書きたい」とライターの道へ進む。専門分野は、インタビューや旅、食、ファッション。

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