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私の友人の職場に、「もったいないから社員になればいいのに」――そんなふうに言われていた優秀なパート女性がいました。しかし彼女がパートを選んでいたのには、実ははっきりした理由がありました。周囲も思わず納得した“ある夢”と、その後の素敵な結末のお話です。

他の人とは雰囲気の違ったパート女性

友人の佐藤さん(仮名・40代女性)が事務のパートとして働いていた会社での出来事です。同じ部署にパートの女性が5人おり、みんな40~50代。子育てがひと段落した世代が多く、落ち着いた雰囲気の職場でした。

その中に一人だけ20代だったのが山口さん(仮名・女性)。高学歴で仕事も早く、しかも丁寧。パートですが営業担当の社員のように電話や顧客からの問い合わせにも進んで対応し、周囲からの信頼を集めていました。

「社員になればいいのに」と言われ続けて

「山口さん、もう社員になったらいいのに!」という声が、パート仲間だけでなく社員からも自然と上がっていました。能力も責任感もあり、誰が見ても社員として十分やっていけそうな人。

しかし山口さんは、そう言われるたび「いえいえ、私はパートで大丈夫です」と笑って答えるだけ。なぜ社員になることを望まないのか、周囲は少し不思議に感じていました。

パートを選んだ本当の理由

その理由が分かったのは、ある日の昼休み。実は山口さんには、大学の農学部で出会った旦那さんと一緒に叶えたい夢があるといいます。それは将来、イチゴ農園を開くこと。今はその開業資金を貯めるために働いており、あと2~3年ほどで始められる見込みだそう。

その話を聞いた職場の人たちは、「それなら納得!」「素敵な夢があるっていいですね」と驚きながらも、自然と応援したい気持ちに。

7年後に叶えた夢

それから7年後。山口さんは会社を辞め、ご夫婦で関東にイチゴ農園を開業。いちご狩りの季節になると多くの家族連れでにぎわう人気の農園になっているそうです。

当時は「社員になればいいのに」と言われていた山口さん。しかし彼女には会社の中のキャリアよりも、もっと大きな場所で叶えたい夢がありました。遠回りに見えたパートという働き方も、実は夢へ向かうためのまっすぐな道だったようです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2022年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Rio.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。

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