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社会に出れば出るほど、色々な人がいるものだと気づかされます。中には自分とは合わないな、と感じる人と出会うことも。それでも仕事上では接しないといけない、という場面はよくあるでしょう。もしマスクに“✕”と書く上司がいたとしても……今回は、私のお客様の実体験をご紹介します。

変わった上司H

私はの勤務先にはHという少し変わった女性の上司がいます。のどの調子が悪い時には「声が出ません。筆談対応中」と書いたメモを社員証にぶら下げたり、生理前には生理前の諸症状を和らげる漢方薬をデスクに置いて大きなため息をつきながら飲んだり。周囲に自分の辛さや体調不良をアピールするような行動が目立ちました。

そのため、仕事はできる人なのですが、同僚たちからは少し煙たがられていたのです。

衝撃のマスク

ある日、他支店とのオンライン会議がありました。Hはその日、のどの調子が悪かったらしく、マスクを着用し、例のごとく社員証には“筆談対応”のメモ。さらに会議前にはそのマスクに油性マジックで大きく「✕」の文字を書き、オンライン会議に参加。

周囲がドン引きしていることにも気づかず、Hは会議終了後もそのまま✕のマスクをつけたまま業務を続けていました。

天然社員の一言

そんな中、入社1年目の天然で有名な社員が「Hさん、のどお辛そうですね、のど飴どうぞ」と差し出しました。さらに「マスクに✕って書くの、学生の頃にやられてたんですか? クールですね! すけばん? っていうんですかね?」と続けたのです。

すると声が出ないはずのHが「違うわよ!!」と大声で反論。天然な彼は「大声はのどによくないですよ」と笑顔で返し、続けて「そういえば、今デスクに置いてある漢方。もし効き目がないようなら年齢層高めのタイプがおすすめですよ! 母が飲んで症状が良くなったので」と無邪気にアドバイスしたのです。

アピールの終焉

天然社員のスケバン発言と漢方へのアドバイスに、さすがのHも黙り込み、反論せずにそっと席を外しました。それ以来、マスクに「✕」と書いたり、漢方を見せつけるように置いたりすることはなくなり、職場の空気は落ち着いていったのです。

自分が辛い時に“気づいて欲しい、察してほしい”と思う気持ちは誰しも少しはあるかもしれません。しかし周囲に煙たがられるような過剰なアピールは、結局は恥をかくことにつながるのだと学びました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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