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ワンマン理事長が君臨する専門学校に現れた、圧倒的な人気を誇るカリスマ講師。しかし、理事長のある行動から学内は騒然となります。今回は、私の知人の愛美さん(仮名)が目の当たりにした、組織を揺るがす嫉妬と誤算の大騒動をご紹介します。

学校の専制君主

私が勤務する専門学校には、絶対的な権力を持つT理事長が君臨していました。校長はいるものの、実権はすべてT理事長が掌握。人事や学校運営はもちろん、授業のカリキュラムまでも、彼の意向ひとつで決まっていたのです。それはまさに、専制君主のごとき存在でした。

カリスマ講師の登場

ある年、非常勤講師としてM先生を招き入れました。M先生はその分野の第一人者で、業界でも名の知れたカリスマ的存在。難しい内容をわかりやすく、ユーモアを交えて説明してくれる授業は瞬く間に評判となり、学生たちからの人気が急上昇。学生アンケートでも、M先生はダントツの高評価でした。

授業内容だけでなく人柄も素晴らしいM先生は、講師陣からも絶大な信頼を寄せられ、その存在感は日増しに大きくなっていったのです。

「嫉妬」からの契約打ち切り

そんなM先生の人気を、唯一おもしろく思わない人物がいました。T理事長です。自分が学校の中心でいたい彼は、以前から人気の高い講師を警戒する傾向がありました。学生や教職員の前でM先生に対する否定的な発言をするようになり、とうとう翌年、独断でM先生との契約を打ち切ってしまったのです。

突然の決定に学内は騒然。M先生の授業を目当てに入学した学生も多く、「詐欺だ!!」という怒りの声が爆発。学生たちはT理事長に猛抗議し、学校の評判もガタ落ちになりました。

権力の崩壊と、招いた誤算

事態の深刻さを重く見たT理事長は、ついにM先生に頭を下げ、復帰をお願いしました。M先生の授業が再開され、学生の満足度は回復しましたが、一度失った求心力は戻りません。この一件を機に彼の発言力は目に見えて低下し、次第に学校運営の主導権は校長へと移っていきました。

学校の利益より、M先生への「嫉妬」という個人的な感情を優先したT理事長。結果的に自らの首を絞めることになってしまったのでした。

【体験者:40代・専門学校教員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Sachiko.G 
コールセンターやホテル、秘書、専門学校講師を歴任。いずれも多くの人と関わる仕事で、その際に出会った人や出来事を起点にライター活動をスタート。現在は働く人へのリサーチをメインフィールドに、働き方に関するコラムを執筆。

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