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調剤薬局で働く私の体験談です。保険確認にマイナンバーカードを利用する人が増えてきました。カードを使った保険確認で一部の人がついやってしまう、ちょっと注意が必要な「うっかり」について紹介します。

マイナ保険証の普及

調剤薬局で受付をするとき、まず確認するのは処方せん・お薬手帳・マイナンバーカード(もしくは資格確認書)です。紙の保険証がもうすぐ使えなくなることもあり、多くの人がマイナ保険証を利用するようになりました。

医療機関ごとに読み取り機の形が違うため、患者さんの中には戸惑ってしまう人も少なくありません。その場合、私たちスタッフは説明役として横に立たせてもらうことがあります。

暗証番号の入力

最初の本人確認は「カメラでの顔認証」か、「暗証番号」。この場面で時折、できたら耳を塞ぎたくなる瞬間があります。それは、患者さんが暗証番号をはっきりと口に出してしまうこと。

「暗証番号の入力をお願いします」と促すと、大きな声で「1111!(仮)」と数字を読み上げてしまうのです。もしくは、患者さんが1人で入力しながら「1・1・1・1」と言って、心の声が漏れていることもあります。

聞いてはいけない番号

スタッフとしては、なんだか聞いてはいけないものを聞いてしまったような、何とも言えない気まずさがあります。もちろん番号はすぐに忘れますし、悪事を働く気もありません。

ですが、医療機関は不特定多数の人が出入りする場。後ろに別の患者さんが並んでいる場合もあります。「どうかこの場に悪意のある人がいませんように」と願うばかりです。

暗証番号は、あなたを守るもの

もしこれが銀行やクレジットカードの暗証番号だったなら。おそらく、大事な番号を口に出す人はあまりいないのではないでしょうか。新しいシステムでの、慣れない入力作業に挑んでくれること。大切な保険情報や医療情報を提供してくれること。そんな患者さんたちの協力には、いつも感謝しています。

暗証番号は、自分の情報を守る最後の砦。「銀行やクレジットカードと同じ感覚で、どうか慎重に扱ってほしいな」と、ひそかに願っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:S.Takechi
調剤薬局に10年以上勤務。また小売業での接客職も経験。それらを通じて、多くの人の喜怒哀楽に触れ、そのコラム執筆からライター活動をスタート。現在は、様々な市井の人にインタビューし、情報を収集。リアルな実体験をもとにしたコラムを執筆中。

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