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これは、私自身のバレンタインに関する体験談です。夫が付き合いで職場からもらってきたチョコレート。その中で、明らかに他と雰囲気の違うものが混じっていて……? ちょっとドキドキした、くすっと笑えるエピソードをご紹介します。

職場のバレンタイン

夫は毎年、バレンタインデーに職場の同僚たちからチョコをもらってきます。プレゼント選びが苦手な夫に代わって、私がホワイトデーのお返しを用意する係。もらったチョコは必ず確認していました。

ある年のバレンタイン、帰宅した夫からいくつかの紙袋を渡され、個数を確認します。すると、その中にひとつだけ、他とは違う雰囲気のチョコがありました。

義理には見えない

包装紙から高級感あふれる、某有名ブランドのチョコ。大きさも、明らかに義理の範疇を超えていました。袋の底には二つ折りのメッセージカードが一通入っています。「このカード、私が見ても大丈夫?」そう聞きながら夫の前に差し出しました。彼は「しまった」という顔をしながら、おずおずと「……どうぞ」と一言。

怪しげなカードを前に、内心穏やかではいられません。私だって、本当なら見たくはない。不安な気持ちに包まれながらカードを開くと、そこにはこんなことが書かれていました。

本命で間違いない、けれど

「小池さんへ。ずっと気になっていました。ご迷惑でなければ、今度2人でご飯に行きませんか?」

……小池さん? 我が家の苗字は、竹地(仮名)だが……?? しかし、私はその苗字に覚えがありました。「小池」こと小池くん(仮名・20代男性)は、夫が仲良くしている後輩社員です。

事の真相

小池くんは、会社の同僚にチョコをもらったものの、実は甘いものが苦手でした。それが本命チョコだとも、メッセージカードの存在にも気付かないまま処分に困った彼は、甘いものが好きな我が夫に横流ししていたのです。

もちろん、そんな気持ちのこもったチョコは、次の日にすぐ小池くんにお返ししました。ちなみに、この出来事がきっかけで小池くんはチョコの主とお付き合いを始めたそうです。

何とも心臓に悪い出来事でしたが、夫の浮気などではなくて本当によかったです。小池くん、彼女と末永くお幸せに!

【体験者:30代・主婦、回答時期:2024年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:S.Takechi
調剤薬局に10年以上勤務。また小売業での接客職も経験。それらを通じて、多くの人の喜怒哀楽に触れ、そのコラム執筆からライター活動をスタート。現在は、様々な市井の人にインタビューし、情報を収集。リアルな実体験をもとにしたコラムを執筆中。

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