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普段は妻の料理を絶賛し完食してくれるが、なぜか来客時だけは「味付け薄すぎる」「出汁が効いていない」とダメ出しを繰り返す夫。何度頼んでも直らない癖に、妻が下した決断とは……? 今回は、私の知人の理美さん(仮名)夫婦のエピソードを紹介します。

普段は絶賛なのに来客時だけダメ出しする夫

私の夫・壮太(仮名)は、普段は私の作る料理を「美味しい」と絶賛し、気持ちがいいほど残さず完食してくれます。私もそれを嬉しく感じていました。ただ、壮太にはどうしても直してほしい癖があったのです。友人や親戚などお客様が来ると、なぜか必ず料理にダメ出しをするのです。

「味付けが薄すぎる」「出汁が効いていない」「メニューのバランスがいまいち」。“謙遜”を超えたダメ出しに、お客様が私に気を遣い「すごく美味しいですよ!」 とフォロー。微妙な空気になるのがいつものパターンでした。

前時代的な言い訳に、耳を疑う

あまりのダメ出しに、「いつもは美味しいって褒めてくれるのに、お客様の前でだけどうしてダメ出しばっかりするの?」と聞くと、壮太は「人前で妻を褒めるなんて、恥ずかしくてできない」との答えが……。

夫の前時代的な考えに私は耳を疑いました。「私も傷つくし、お客さんも困っているみたいだから止めて」私が何度も頼んでも、一向に直そうとする気配はありませんでした。

夫の好きな味付けのはずが……

ある時、壮太の従兄弟夫婦を招いて食事をしていた時も、いつものようにダメ出しが始まりました。「この煮物、味が濃いな。塩味じゃなくて出汁を効かせないと」私はすかさず、「これ、数日前にあなたが『最高の味付けだ、また作って』って言ってくれたのと同じレシピよ。この間はお代わりしたじゃない?」

従兄弟夫婦の視線が壮太に注がれ、従兄弟が笑いながら口を開いたのです。「壮太兄ちゃん、昔から蘊蓄を語るのが好きだから。理美さん、大変でしょ。理美さんの料理最高に美味しいじゃない。もっと感謝しないと」壮太はむっつりと黙ったまま、煮物を食べていました。

来客時も、控えめに褒めるように

それからというもの、お客様を招いても壮太が料理にダメ出しをすることがなくなりました。代わりに、お客様に「美味しいからどんどん食べてよ」と言うようになったのです。

期待以上の夫の変化に驚きましたが、何より、来客時に気まずい思いをしなくて済むようになったことが、私には一番の収穫でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Sachiko.G 
コールセンターやホテル、秘書、専門学校講師を歴任。いずれも多くの人と関わる仕事で、その際に出会った人や出来事を起点にライター活動をスタート。現在は働く人へのリサーチをメインフィールドに、働き方に関するコラムを執筆。

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