初期流産で心はボロボロ
我が家はもともと一人っ子の予定でしたが、夫が「もう一人いたらいいな」と言い出したことをきっかけに、二人目を考えるようになりました。仕事と家庭の両立が大変で迷いもありましたが、「夫の気持ちを大切にしたい」と思い、不妊治療をスタートさせました。
仕事の合間をぬって通院し、注射や検査を受ける日々――。正直、楽ではありませんでした。それでも、やっと妊娠判定が出たときは「ついにキター!」と心の中でガッツポーズ!
しかし喜びは長くは続かず、初期流産――。その後も妊娠しては流れ、を繰り返すうちに、私の気持ちは少しずつすり減っていったのです。
繰り返す初期流産。夫からの「またか……」で夫婦喧嘩に
ある日、「また赤ちゃん流れちゃったの……ごめんね……」と伝えると、夫から返ってきたのは「またか……」の一言だけ。私の体調への気遣いや寄り添いの言葉もなし。
その瞬間、通院のこと、治療の痛み、仕事を抜けるたびに感じていた罪悪感一一これまで一人で飲み込んできたものが一気に溢れて、夫婦喧嘩になりました。
「覚悟の温度差」が浮き彫りに
夫が二人目が欲しいと強く望む一方で、私が「上の子のお世話もあるし、なるべく身体の負担が少ない無痛分娩にしたいな」と伝えると、夫は「え? 高くない? 一人目は普通分娩だったじゃん」
またあるとき「里帰り出産にしたい」と言うと、夫は「お義母さんがこっちに来るのは難しそう? 俺が一人で上の子を見るのか……」と不満そうな顔。薄々感じてはいたものの、やはり夫婦間での妊活や子どもに対する「覚悟の温度差」を感じるように一一。
最終結論「一人っ子のまま」
あらためてお互い正直に話し合った結果、「我が家は一人っ子のままでいこう」という結論にたどり着きました。
紆余曲折ありましたが、今回の出来事は「夫婦としてどこまで正直に向き合えるか」「夫婦としてのこれから」を試された出来事になったと思います。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。

