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私の元同僚・高橋さん(仮名)は、結婚をきっかけにパートさんとの会話が増えたそうです。でも、そんな中で少し気になるのが、頻繁に言われる「おめでたじゃない?」というひとこと。“新婚=妊娠”という考えに違和感を感じていたとき、別の同僚との会話で思いがけない出来事が……?

結婚をきっかけに増えた会話

私の職場には、佐藤さん(仮名)というパートの主婦の方がいます。佐藤さんは明るくておしゃべり好きで、私が新人の頃から優しく接してくれる人でした。

私が結婚してからは、自然と会話の内容も変わり、家事のことや日々の生活の話をする機会が増えました。仕事の合間のちょっとした雑談でしたが、職場の空気は和やかで、私自身も気楽に話せていたと思います。

体調不良=おめでた?

ただ、結婚してしばらく経った頃から、少し気になることが出てきました。私が体調について何気なく話すたびに、佐藤さんが決まって「それって、おめでたなんじゃない?」と言うのです。

ちょっと食欲がない、なんだか顔色が悪い……そんな些細な話題でも、すぐ妊娠の話に結びつけられました。佐藤さんに悪気がないのは分かっていましたし、冗談のつもりなのだとも思います。なので私は指摘することができず、言われるたびに「違いますよ〜」と笑って返していました。

同僚のひとことで、空気が一変

ある日、私が同僚と雑談をしていたときのことです。「最近ちょっと貧血気味かも」と話していると、佐藤さんがいつものように割り込んできました。「それ絶対おめでたよ!」

すると、同僚が間髪入れずに「そんなこと言うなら私、年中おめでたですけど〜(笑)」「そういうのあんまり言わない方がいいかもですね!」と言ったのです。

冗談っぽい口調でしたが、その場の空気がはっきり変わったのを感じました。佐藤さんは「あ、あら……」と苦笑い。その話題は自然と流れていきました。

自然と消えていった“決めつけ”

その日以降、佐藤さんから「おめでた?」と言われることはなくなりました。“新婚=妊娠”という、私が少し重く感じていた決めつけが、自然と消えていったのです。体調の話をしても、以前のように身構えることがなくなり、職場での会話も楽になりました。

私はあの日の同僚のひとことに、そっと感謝しています。笑い混じりでも、きちんと伝えてくれたことで、救われた気持ちになれた出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

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