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子どもの頃、クリスマスはとても心躍る大きなイベントだったことでしょう。大人になった今でも、なんだかワクワクしてしまうのがクリスマス。しかしそんな聖なる夜に、もし、家族が警察沙汰になったら……今思い出しても笑ってしまう、クリスマスのエピソードを紹介します。

待ち遠しい帰宅

あるクリスマスイブの夜、夫が仕事で遅くなることは事前に分かっていた私は、子どもが寝る前にサンタの恰好でプレゼントを渡してほしいと夫にお願いしていました。夫も快諾し、子どもにとって特別な夜になるはずだと期待していたのです。

現れないサンタ

しかし、夕食を済ませ、お風呂を終え、歯磨きをし、絵本を読み終えても現れない夫。メッセージも既読にならず、「こんな日に限って飲み会なんてことはないよね」「まさか交通事故?」と不安がよぎり出します。

子どもはサンタさんを待ちきれず、どんどん重くなっていくまぶた。もう限界かと思ったその時、ベランダの方から物音と人の声が聞こえてきたのです。子どもは勢いよくカーテンを開け、「サンタさんだ!」と叫びながらベランダへ飛び出していきました。

目を疑う光景

ところが、なんとそこにいたのは取り押さえられたサンタ姿の夫と、数名の警察官。状況が飲み込めず固まる私。実は夫は、サンタの恰好のまま急いで帰宅したものの、焦りすぎて隣の部屋のベランダに誤って侵入してしまったのです。驚いた隣人が110番通報し、警察が駆けつける騒ぎに。

事情を説明すると、お隣さんは夫の顔を見てすぐに安心し、「こちらこそ通報してしまってごめんなさい」と恐縮していました。警察からは厳重注意で済みましたが、クリスマスシーズンはサンタ姿での窃盗が多く、警戒しているのだと教えられました。

新しいクリスマスのかたち

そんな騒動があって以来、わが家では「サンタさんから預かってるよ」という設定に変更。毎年私と夫が直接プレゼントを手渡すようになりました。

あの夜のドタバタ劇は今でも家族の笑い話になっています。子どもにとっても、私たち夫婦にとっても忘れられないクリスマスイブとなり、今では少し懐かしく思えるほどに。サンタの恰好は封印しましたが、今でも息子はサンタクロースの存在を信じてくれており、家族で過ごす温かな時間は変わらず続いています。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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