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職場のランチタイムで起きた、ちょっとした価値観のすれ違い。本人は良かれと思って言っている一言が、実は場の空気をじわっと冷やしていて……。私の友人ゆりちゃん(仮名)の同僚のエピソードをご紹介します。

生産性重視の後輩

私の後輩に、よく「生産性を大事にしている」と話す富永さん(仮名・20代女性)がいました。節約やポイ活が大好きで、クレジットカードやマイルの貯め方にも詳しく、話を聞いていてとても勉強になる存在。知識量も多く、要領よく生きている印象の女性でした。

ランチタイム時の違和感

ただ、そんな彼女に対して同僚たちが首をかしげてしまうのは毎回のランチタイム。富永さんは“生産性”を求めるあまり、他の人のオーダーに口を出してしまうのです。

日替わりパスタを頼んだ後輩に「その具材なら家で作れるし外で食べる必要なくない?」、チキンと野菜のグリルには「並べて焼くだけですよ。家で作れるものは私は頼まないようにしているんです」と一刀両断。本人は善意のアドバイスでも、聞く側は「ランチ代を払って食べているのに……」となんとなく損した気分になっていました。

子育て中の先輩の一言

ある日、育休中の先輩が久しぶりにランチに参加しました。その先輩が頼んだ日替わり定食にも、富永さんは「主菜も副菜も家で作れそう」と口にします。

すると先輩は怒るどころか明るく、「初めての子育て中だからずっとバタバタしちゃって簡単なものでも全然作れなくて。人が作ってくれて、自分は座ってゆっくり食べるだけでいいなんて今日は幸せ!」と笑顔で答えました。

気づきと変化

その一言で富永さんは、自分の「生産性重視」はあくまで自分の価値観だと気づきました。ランチには楽しさや癒しを求める人もいれば、置かれた状況によって大切なポイントは異なるもの。アドバイスのつもりだった言葉が余計なお世話だったと理解し、それ以降は聞かれたときだけ知識を共有するように。今も穏やかなランチタイムが続いています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2022年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Ryoko.K
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。

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