パートスタッフが多めの店舗
私が働くドラッグストアでは、社員:パートが3:7くらいの割合で日々の業務を回しています。パートスタッフの働き方は、勤務時間も、時間帯も人それぞれで違います。個人の事情に合わせた勤務時間の契約を交わしており、私もそのうちの一人です。
イライラを隠さない店長
うちの店長は、どうやら私たちパートのことを快く思っていないようでした。店長の仕事のひとつに、シフト作成があります。パートそれぞれに休み希望があり、上手く作れないシフトに苛立ちを隠せない様子でした。
休み希望を告げるたびに嫌な顔をして「もう社員だけで店を回せたら楽なのに」と、よく愚痴をこぼしていました。
みんなでシフトの穴埋めに奮闘
その年の冬、店長はコロナにより数日間の出勤停止に。同じタイミングで、社員も1人インフルエンザにかかってしまいました。ただでさえギリギリの人数で回しているのに、2人も抜けると店舗の営業は立ち行きません。しかし、他店でもインフル・コロナにかかった従業員が何名もいて、人員の補充は見込めない状態でした。
話し合いの結果、パートスタッフみんなで協力して、2人の抜けた穴をカバーすることに。普段より勤務時間を増やしたり、休みを変更して出勤したり。なんとか店を回そうとふんばるスタッフたちに、社員やパートといった垣根は感じられませんでした。
色んな立場の人が集まって、社会は回っている
療養期間を終えて出勤した店長は、休んでいた間のシフト表を見るやいなや、今までの非礼を詫びてくれました。この出来事の後、パートを不快にさせるような発言は一切しなくなった店長。それどころか、「みんながいてくれて助かる」と感謝の気持ちまで表すように。
誰かが欠けたら困るのは、社員もパートも同じです。この出来事をきっかけに、立場に関係なく支え合い、気持ちよく働ける職場に少しずつ近づいている気がします。
【体験者:30代・パート主婦、回答時期:2025年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
EPライター:S.Takechi
調剤薬局に10年以上勤務。また小売業での接客職も経験。それらを通じて、多くの人の喜怒哀楽に触れ、そのコラム執筆からライター活動をスタート。現在は、様々な市井の人にインタビューし、情報を収集。リアルな実体験をもとにしたコラムを執筆中。

