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これは筆者の母親から聞いたエピソードです。60代になり、時間を持て余していた私の母は、とある飲食店でバイトデビューをすることにしました。そのバイト先には若い外国籍の方が多く働いており、異国情緒あふれる若い活気を楽しんでいると一一。

バイトデビュー

60代になり、「何か新しいことを始めてみたい」と、思った私は思いきって週2でバイトを始めました。バイト先には若い外国籍の方が多く働いており、休憩時間に海外の話を聞いたり、おすすめの食べ物を教えてもらったりと、「60代からの異文化交流は格別に楽しい!」「学生時代にタイムスリップしたみたい」と新しい変化に胸をおどらせていました。

突然のシフト変更のお願い

そんなある日、「ごめんね、急なんだけど今日って出勤できるかな?」「え? 今日ですか?」と、店長からの急なシフト調整のお願いが続くように。

不思議に思った私はその理由を店長に聞いてみることに。
すると店長はちょっと困った表情をしながら「文化の違いなのかなぁ……実はね」と衝撃の理由をポツリ。

バイトを休む理由

「彼女とのデートの予定が入ったので今日のバイトには行けません」「疲れているのでバイトはお休みします」「今日は眠いからバイトには行きません」など、なんと外国籍のバイトの方々の突然のお休みの理由があまりにも「自由」でビックリ! 私の想像を超えるものだったのです。

最初は外国籍のバイトの方々が休む理由に戸惑ったものの、今では私たち日本人スタッフも慣れ、「これが新しいライフワークバランスのスタイルなのかもしれない」とすら感じつつあります。

新しいライフワークバランス

60代の私が経験したのは、終身雇用と年功序列が当たり前だった世代。転職や副業よりも、「一つの組織に長く勤めることや、会社に尽くすことが正義」という価値観が強かったです。
そんな環境にいた私の価値観を変えるきっかけをくれたのは、バイト先で見た働き方。とはいえ、今でもバイトを休む理由によっては戸惑うこともありますが……。

何はともあれ、60代になって「新しいライフワークバランス」を知ることができた、新しい挑戦を楽しんで過ごしています。

【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。

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