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夜勤を含めた変則勤務がある看護師の仕事では、「夜勤明け=自由時間」と思われがちです。では、実際の経験者は、どのように夜勤明けを過ごしているのでしょうか? 今回は、私自身の経験をもとに“夜勤明けのリアル”をご紹介します。

夜勤明けのイメージ

看護師として働き始めた頃、私は「夜勤明け=自由時間」というイメージを持っていました。夜勤を終えたら朝には勤務が終わるし「そのまま友達とランチに行けるんじゃない?」なんて軽く考えていたのです。勤務スケジュールの「明け」という文字に、どこか特別な解放感すら感じていました。

しかし、実際夜勤に入るとその考えがどれだけ甘かったのか思い知らされました。

現実の「夜勤明け」

実際、夜勤をするようになると仮眠できない日もありました。そのため、夜勤前は12時間以上寝るようにしていました。それでも夜勤明けは、身体のだるさや眠気が強く、家に帰るだけで精一杯で「夜勤明けに遊びに行ける」というのは幻想だったと感じていました。

夜勤のリズム

それでも夜勤を重ねていくうちに、少しずつ体が慣れてきて、体力のある20代前半の頃は、同僚と「夜勤明けにモーニングに行ける」ようになりました。
仕事終わりの解放感や達成感を感じながら飲むコーヒーがとても美味しく感じ、ときにはモーニングではなく昼呑みやショッピングに出かけることも。

しかし30代が近づくにつれ、それまでのように夜勤明けに遊びに行くことが出来なくなってきました。そんな私に衝撃を与えたのが、上司のAさんでした。

驚きの上司の夜勤明け

Aさんは、50代でいつも明るくパワフル。病棟のムードメーカー的な存在です。夜勤中は絶対仮眠を取らず、忙しくても「大丈夫? 手伝うよ! 私寝なくても平気だから」と笑顔で後輩の仕事を手伝ってくれていました。

ある朝、夜勤が終わって帰るときに「今からディズニーランドに行くから楽しみ!」と目をキラキラさせて話してくれました。私はあまりの元気さに耳を疑うほど。
次の勤務で一緒になったときには、「これディズニーのお土産。明けディズニーが楽しくて、来月も夜勤明けに行くことにした!」と話してくれました。

実際に真似はできないけれど、「自分の時間を心から楽しむ」Aさんの姿勢は本当に憧れです。

【体験者:20代・女性看護師、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:saya.I
総合病院で看護師として勤務を通して、介護や看護の問題、家族の問題に直面。その経験を生かして現在は、ライターとして活動。医療や育児のテーマを得意とし、看護師時代の経験や同世代の女性に取材した内容をもとに精力的に執筆を行う。

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