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イベントが近づくと色々なお店がより華やかで賑やかになります。特にハロウィンシーズンはパッケージがカラフルで可愛らしく、つい手に取ってしまうものばかり。今回は、ハロウィン前に私が実際に体験した出来事を紹介します。

「このおばけ怖い」

幼稚園生の息子にはお気に入りのクッキーがあります。彼はナッツアレルギーがあるため、食べられるものは限られているのですが、そのクッキーはナッツ不使用なので、安心して与えられる定番のおやつ。

ある日、スーパーでそのクッキーがハロウィン仕様のパッケージになっているのを見つけ、即購入。他にもハロウィン限定のお菓子をいくつか選び、帰宅後のおやつタイムに並べてみました。

すると、息子がお気に入りのクッキーを指さしながら「このおばけ、怖い」と言って手を伸ばしません。見た目はどれも子ども向けで可愛いイラストなのに、なぜかそのクッキーだけが怖いと言うのです。

他のおばけは怖くない

他のお菓子にもハロウィンらしいおばけが描かれていましたが、息子はそれらにはまったく恐怖を示さず、別のパッケージのお菓子を選んで食べ始めました。

クッキーのおばけが怖くて食べられないのに、他のおばけは平気なのかい? と、少し不思議に思いながら、私はそのクッキーのパッケージを手に取り、何気なく裏面の原材料を見てみると、そこには「アーモンド」の文字が。いつもの味ではなく、ハロウィン限定のフレーバーに変わっていたのです。

おばけのお陰で

なぜ息子がそのクッキーだけを怖がったのか、理由はわかりません。おばけのイラストなのか、雰囲気なのか。もしかしたら本能的に、体に合わないものを察知していたのかもしれないと思うと、ぞくっとするような感覚が残ります。

ナッツアレルギーは、ほんの少しの油断が命に関わることもあるからこそ、息子の「怖い」という反応が、私にとっては大切なサインだったのだと痛感します。おばけのパッケージのお陰で息子は命の危険から逃れることが出来たのです。

二度と繰り返さない誓い

私は、「いつも買っているから」と、原材料の確認をせずに購入してしまったことを猛省。いつもの商品でも、季節限定の仕様には注意が必要だと改めて思い知らされました。それを見落としたのは、母としての私の責任です。

息子の命を守るために、どんなに慣れた商品でも、必ず確認すること。もう二度と同じ過ちは繰り返さないと、心に誓います。かわいいおばけのイラストの裏に、そんな大切な教訓が隠れていたのだと考えさせられる出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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