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これは編集部で働く友人から聞いたエピソードです。新卒で飲料系メーカーに就職するも、編集の仕事への憧れが消えず、思いきって転職した友人。編集部での仕事にも慣れ始めたころ、まさかのトラブルに……。

準備は完璧

私は念願の編集部に転職して慣れない業務に翻弄されながらも、徐々に要領をつかみ、楽しく働いていました。あるとき、ライターに同席して、とある企業のシステム部のインタビュー取材をすることになりました。

事前に質問内容を送信したり、入念に段取りしたりと事前準備はバッチリ!「よし! これであとはインタビュー当日を迎えるだけだな」と意気揚々と現場にライターと向かいました。

開口一番、衝撃の一言

ガチャ! ドアが勢いよく開き、インタビュー相手である50代の男性が登場。「本日はお忙しいところ、ありがとうございます」という私たちの挨拶にかぶせるように、「俺、インタビューのこと何も聞いてないから」と、衝撃の一言が!

私たちが取材に向けてやり取りをしていたのは取材先の人事部。なんと、インタビュー相手はその人事部からの共有メールを一切開封していなかったのです。

なぜか「キレ気味」

しかも、なぜか登場からずっと不機嫌な様子。「システムの話? そもそもシステムってのは、機械の1つみたいなもんでしょ」「なんでその質問するの? そんなこと聞かれると思ってなかったから、すぐに答えられないよ」とキレ気味……。

案の定インタビューは難航し、現場には不穏な空気が流れます。どうにかこうにか記事に必要な話を引き出そうと懸命に会話を広げますが、「その話はしたくない。でもこっちの話ならいいけど」とインタビュー相手の予想外の動きが連発! 結果的に、インタビューの獲れ高はほぼゼロでした……。

必死の応急処置

「このままでは記事にならない。どうしよう……」と、インタビュー後に慌ててライターと2人で企業HPや資料をあさり、どうにかこうにかインタビュー記事を完成させました。

最終的に、なんとか記事は完成できましたが、「マジでこのままではヤバい!」と、ヒヤッとしたエピソードでした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:島田歩実
元銀行員として、女性のキャリアやお金にまつわるあれこれを執筆中。アメリカへの留学経験もあり、そこで日本社会を外から観察できたこともライターとしての糧となる。現在はSNSなどを介してユーザーと繋がり、現代女性の声を収集中。

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