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だれもが利用するコンビニは、いろんな人と遭遇するもの。ときには、ちょっと気味の悪いお客さんも……。これはコンビニで働く友人が、撃退したエピソードです。

唐突な質問

私はコンビニで働いています。ある日、レジで会計中に見知らぬ中年男性が「昼ごはん、何食べた?」と尋ねてきました。ちょうどその日、私は豚キムチ丼を食べていたので「キムチの匂いがしたのかも……」と申し訳なく思いながらも、「すみません、豚キムチ丼です」と正直に答えました。

“昼ごはんチェック”の日々

すると、男性はニヤリと笑い「だと思った~」と満足げ。その日以来、来店のたびに「何食べた?」と聞いてくるようになりました。普通に答えていたのですが、あまりに毎回聞かれるのと、答えたときのニヤッとした表情がどうしても気になります。

さらにその男性は、私が前回答えた料理を必ず自分のランチに選んでいたのです。悪気はないとしても、何だか気味が悪いと思ってしまいました。
思わず店長に相談すると、スタッフ同士でなるべく私が男性の接客を避けられるよう配慮してくれました。

しかし、ボディタッチや待ち伏せなどの明確な迷惑行為ではないため、直接注意はできません。昼時の忙しい時間帯はどうしても私が対応せざるを得ず、昼ごはんをマネされる日々が続きました。

店先の忘れ物

そんなある日、店の前を掃除していていると、子どもが忘れていったらしい虫かごを見つけました。衛生面を考え、店内には持ち込まず、外に置いたままにしておくことに。

そして間もなく、男性が来店。いつものように「今日の昼ごはん、何食べた?」と聞いてきました。そこで私はふと店先の虫かごを思い出しました。

そして、「虫です」と答えてみたのです。

虫かごのおかげで

「だと思った~」と言いかけたおじさんは、「え!?」と固まりました。店先の虫かごを指さして「子どもが置いていった虫を食べました」と告げると、男性は言葉を失いそのまま退店。

それ以来、彼は二度と「何食べた?」と尋ねてくることはなく、来店自体もなくなりました。忘れ物の虫かごは後日、持ち主の小学生が無事に引き取りに来ました。

小さな偶然と思いつきが思わぬ解決策となりました。今日もコンビニには様々な人が来店していることでしょう。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐野ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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