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今回は、アパレル店で働く友人Oちゃんのお店で起こった、ちょっとゾッとするけど不思議と心に残るエピソードをご紹介します。閉店後の店内で起こるあり得ない現象……スタッフが震えたその先には、意外な真実が待っていました……。

カーテンが勝手に揺れる?

Oちゃんが勤務するのはショッピングモール内のアパレルショップ。閉店後の片付け中、試着室のカーテンが誰もいないのに揺れる……そんな噂がスタッフの間で囁かれていました。

続発する不可解な出来事

怖いのはそれだけではありません。締め作業中に消したはずのBGMが勝手に流れ始めたり、入金室から戻ると物の位置が変わっていたり……。気のせいとは言えない現象に、ラストのスタッフは「絶対なんかいるって!」と怯え切っていました。そしてこの現象が続くと、噂は「事実」へと変化し、ラストで入るのを怖がり出勤を拒むスタッフも出てきました。

カメラが捉えた決定的瞬間!

ある日の夜、スタッフの1人が好奇心に駆られ、スマホのビデオを回したまま入金室へ。入金を終えお店に戻って恐る恐る確認すると、画面には、誰もいないはずのフィッティングルームのカーテンが不自然にひらりと揺れ、黒い影がスッとカメラを横切る映像が……。映像を観た全員の背筋が凍りつき、悲鳴が上がった瞬間でした。

恐怖からまさかの感謝へ

怖さのあまり建物の過去を調べると、かつてその場所は大火事の跡地だったことが判明。「もしかしたら、お店にいるのはその火事で亡くなった人の幽霊……?」と一同顔を見合わせました。ところが不思議なことに、幽霊が現れる次の日は不吉なことが起こるどころか、決まって売上が好調。そんな日が続くと「もしかして、守ってくれているのかも?」と、新たな噂が発生。スタッフたちは恐れよりも、“ありがたさ”を感じるようになったんだとか。Oちゃんも「怖いのは変わらないけど、今では共存してるよ!」と笑顔で教えてくれました。

【体験者:20代・販売員、回答時期:2014年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Mio.T
ファッション専攻の後、アパレル接客の道へ。接客指導やメンターも行っていたアパレル時代の経験を、今度は同じように悩む誰かに届けたいとライターに転身。現在は育児と仕事を両立しながら、長年ファッション業界にいた自身のストーリーや、同年代の同業者、仕事と家庭の両立に頑張るママにインタビューしたエピソードを執筆する。

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