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今回は、私の友達・Yちゃんが体験した、「一見気難しそうに見えるお客様が、実はとんでもない人物だった!」というエピソードをご紹介します。普段通りの丁寧な接客が、思わぬ結果につながったお話です。

無愛想な男性客の来店

私の友達、Yちゃんは都会のインテリアショップの販売員。大型家具やインテリア雑貨まで幅広く扱う人気店です。ある日、昼過ぎに無精ひげを生やした無愛想な男性が来店しました。話しかけても「へー」「見てるだけ」と素っ気ない返事ばかりで、Yちゃんは「苦手なタイプのお客様かも……」と一瞬思いました。

短時間で去った男性客

Yちゃんは笑顔を崩さず、男性客が負担に思わないよう距離を取りながら、丁寧に説明や提案を続けたそうです。男性は黙ってYちゃんの説明を聞き、その後あまり長居もせず、小物を一つだけ買って帰っていきました。

再来店と大口注文

数日後、男性が再び来店しました。今回は真剣な表情で家具コーナーを見回しており、Yちゃんはすぐに声をかけました。すると男性は開口一番「この前の接客、すごく心地よかった。だから新築の家具を全部ここで揃える」と話しました。そして、最終的に男性客が注文したのは、ベッド・ソファ・ダイニングセットなどの高額な家具ばかり! Yちゃんも驚きを隠せませんでした。

実は有名な社長だった

後から、男性が地元で有名な建設会社の社長だったということが判明。「あんなに無愛想な人が……!?」と失礼ながら同僚全員が驚愕。Yちゃんは店長に「お前の接客がなかったら、この契約はなかったよ」と褒めてもらったそうです。Yちゃんはこの出来事があってから、「誰にでも変わらない接客」の大切さを改めて実感し、自信を持つきっかけになったそうです。

【体験者:30代・販売員、回答時期:2020年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Mio.T
ファッション専攻の後、アパレル接客の道へ。接客指導やメンターも行っていたアパレル時代の経験を、今度は同じように悩む誰かに届けたいとライターに転身。現在は育児と仕事を両立しながら、長年ファッション業界にいた自身のストーリーや、同年代の同業者、仕事と家庭の両立に頑張るママにインタビューしたエピソードを執筆する。

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