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時代と共に変化する「ハラスメント」の意識。後輩や部下がいる先輩や上司は、今まで以上に言動に気をつけなければいけなくなりました。そんな中、私の友人Tさんに起きた「モラハラ」の悲劇をご紹介します。

優しく辛抱強い、理想の先輩Tさん

私の友人Tさんのお話です。Tさんは普段から優しく辛抱強い性格で、どんなときも相手の気持ちを考えて接する人です。私と働く場所は違いますが、Tさんが職場にいたら仕事がやりやすいだろうなぁと感じるほど、親切な人です。

そんなTさんには、少し仕事の進みが遅い後輩のSくんがいました。Tさんは決して怒ったり焦らせたりせず、いつも丁寧に説明して優しく指導していました。

プライド高めの後輩Sくん、やはり期限に間に合わず……

Sくんは仕事が遅い反面、プライドが高い性格のようでした。Sくんに任せた仕事が一向に進んでいる様子がなく、心配したTさんが「本当に間に合う?」と確認しても、いらっとした様子で「大丈夫です」としか答えません。

しかし、結局期限内に間に合わず……。同じようなことが何度か繰り返され、Tさんもさすがに強めの口調で「期限を守らないと周りにも迷惑がかかるよ」と注意しました。

注意されたSくんが驚きの主張!

この注意がきっかけで、Sくんは「Tさんからモラハラを受けた」と訴え、なんとそのまま退職してしまったのです。

Tさんは怒鳴ったり、人格を否定するようなことは一切しておらず、仕事の責任を果たしてほしいと思って、指摘しただけのつもりです。それでも「モラハラ」と言われてしまい、「じゃあ、どうしたらよかったのだろう?」と悩む日々が続きました。

周りからもイジられ自信をなくすも……

さらに、周囲から冗談交じりに「Tさん、モラハラしちゃったんでしょ?」と軽口を叩かれることもあり、落ち込むこともあったそうです。

それでも普段のTさんの性格や仕事ぶりを理解している同僚たちは、「Tさんが悪いわけじゃない」と同情し、支えになってくれました。そのおかげで、Tさんはなんとか前を向くことができたのです。

これって本当にモラハラ?

このエピソードを聞いて私は驚くと同時に、後輩との接し方について考えさせられました。Tさんの注意は、本当にモラハラにあたるのでしょうか? これってモラハラなのでしょうか? あなたはどう感じましたか?

【体験者:30代・会社員、回答時期:2024年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:Mio.T
ファッション専攻の後、アパレル接客の道へ。接客指導やメンターも行っていたアパレル時代の経験を、今度は同じように悩む誰かに届けたいとライターに転身。現在は育児と仕事を両立しながら、長年ファッション業界にいた自身のストーリーや、同年代の同業者、仕事と家庭の両立に頑張るママにインタビューしたエピソードを執筆する。

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