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これは筆者の知人である、中野さん(仮名)がスーパーで勤務していた時に遭遇した出来事です。
お会計後、サッカー台で、豚挽肉を開封しはじめたお客さんがいました。
従業員が気付き声を掛けましたが、全く耳を貸さないようで……!?
そのお客様の驚くべき行動の一部始終をご紹介いたします。

スーパーでの出来事

私は当時、スーパーのレジでアルバイトとして勤務していました。その地域には、ほかのスーパーはなく、地域住民の多くがそのスーパーを利用していたのです。
そのため、常連さんも多く、従業員もお客様も顔見知りということが当たり前でした。

毎週、サッカー台で行われること

常連さんの中に、毎週、豚挽肉のメガパック2つと複数の野菜を購入していく伊藤さん(仮名)という女性がいました。
ある日、お会計が終わり、伊藤さんがサッカー台で購入した商品をエコバッグに詰めているのを見かけたその時でした。伊藤さんはその場で豚挽肉のパックを開封し、サッカー台にあるロール式のポリ袋を勢いよく手に取ると、豚挽肉を四等分にしながらポリ袋の中に入れ始めたのです。

それからというもの、毎週サッカー台でこのような行動を繰り返すように。
衛生面等を心配し、このままではいけないと思った私は、「お客様、こちらで生肉のパックを開封して中身をポリ袋に入れ替える行為はお控えいただけますか」と彼女に声を掛けましたが、それには全く耳を貸してもらえずじまいだったのです。

伊藤さんの行動をやめさせたのは……!?

ある時、またいつものようにサッカー台で豚挽肉のパックを開封しポリ袋に入れ替えている伊藤さんを見かけました。
私以外の従業員も注意を試みたそうですが、結局彼女はその行動をやめることはなく、店側も困り果てていたのです。

周囲を見渡すと、その日は店の近所に住む4才の男の子、翼くん(仮名)がお母さんと一緒にサッカー台で購入品を袋詰めしていました。
すると、彼はびっくりした表情で、伊藤さんを指差しながらこう言いました。

「ママ、見て! ここで料理をしている人がいるよ! ここで料理していいの? 僕もここでご飯作りたい!」

その無邪気な発言に、周りにいた従業員やお客さん全員が伊藤さんへ視線を移したのがわかりました。
彼女は周囲のその反応に気付いたのか、荷物を手早くまとめて恥ずかしそうにその場を去っていきました。

純粋な疑問

その日以来、伊藤さんがサッカー台で挽肉のパックを開封し、ポリ袋に入れ替えることはなくなりました。

子供の言葉は、純粋で素直です。
感じたことや思ったことをそのまま口に出すことがある反面、大人に言われては響かない言葉でも、子供が発言することによってはっと気付かされることは意外と多いのかもしれません。

【体験者:20代・女性アルバイト、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐野陽菜里
大学卒業後、企業で管理職として活躍するも、妊娠出産を機に退職。育児しつつ、「自分の言葉で文章を書いて、発信したい」とライターに転身。接客業や恋愛のテーマを得意とし、日々インタビューをして情報を収集。

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