若い世代から絶大な支持を集める歌手が、集団性的暴行を受けたと訴えている女性への支持を表明しました。女性は当時20歳の大学生。事件をめぐっては大学や警察、検察の対応にも疑問の声が上がり、全米で大きな注目を集めています。

「彼女には答えと結果、永続的な変化が必要」

グラミー賞受賞歌手のオリヴィア・ロドリゴ(23)がInstagramのストーリーズを更新。米名門コーネル大学の元学生で、匿名の「ジェーン・ドウ」として集団性的暴行の被害を訴えている女性への支持を表明しました。

オリヴィアは、女性よりも加害者を守るような組織は恥じるべきだと大学などを厳しく批判。「私はジェーン・ドウを支持します」と明言し、彼女の勇気が全米に広がっていると訴えました。

さらに、被害を受けた女性には「答えと結果、そして永続的な変化」が必要だと主張。大学などの組織に対しても責任を求めています。

被害訴えるも刑事訴追されず

問題となっているのは、2024年10月にコーネル大学の男子学生らが所属するフラタニティの施設で起きたとされる出来事です。

画像: 被害訴えるも刑事訴追されず

女性は、酒を飲んで酩酊した状態で薬物を摂取するよう促され、その後、複数の男子学生から性的暴行を受けたと主張。警察への聞き取りでは「100%の確信を持って、私はレイプされたと言える」と話していたことも、その後明らかになりました。

しかし、当時この発言を含む警察のインタビュー記録が地元検察に共有されていなかったとされ、検察は2024年に刑事訴追を見送りました。一方、大学側は独自に調査し、関係した学生に退学や停学などの処分を実施しています。

女性は2026年9月、コーネル大学や元学生らを相手取って民事訴訟を提起。事件への関心が再び高まるなか、地元検察は刑事捜査を再開しました。さらにニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は、女性は守るべき組織に「失望させられた」として、州司法長官を特別検察官に任命しています。

世界的な人気を誇り、とりわけ若い女性から支持を集めるオリヴィア。今回の発信によって、事件と大学側などの対応に改めて大きな関心が寄せられています。

Photo:Aflo

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