人気ドラマに出演する女優が、2人の子どもを育てていたシングルマザー時代を振り返りました。数カ月続いた生活を変えるきっかけは、自分にも助けが必要だと気づいたことでした。
子どもの食事を優先し、自分は後回しに
体験を明かしたのは、『ザ・モーニングショー』や『イエローストーン』に出演する米女優カレン・ピットマンです。9月30日公開の米誌『PEOPLE』のインタビューで、食料支援を受けていた過去を語りました。
2013年、ニューヨークのブルックリンで暮らしていたピットマンは、子どもたちの父親であるパートナーと別れ、舞台の仕事も途切れていました。家計が苦しくなり、その冬には、自分の食事を削って子どもたちに食べさせるようになったといいます。
日中は主にコーヒーで過ごし、夜は子どもたちの食べ残しを口にする。そんな生活が、数カ月続きました。
「自分を大切にしていない」と気づいた日

転機になったのは、自分の体を顧みない生活が、自分自身を傷つけていると気づいたことでした。ある日、近所の食料配布所を通りかかったピットマンは、列に並ぶことを決めます。
支援団体「フィーディング・アメリカ」に寄せた手記では、助けを求めるうえで最大の壁だったのは、恥ずかしいと感じる気持ちだったとつづっています。
その気持ちを乗り越えることで、苦しい状況を、自分が何か間違えた結果ではなく、一時的に支えを必要としている時期として受け止められるようになったそうです。
支援を受けた経験を、今度は誰かのために
現在、ピットマンは食料支援のボランティアにも参加しています。かつて自分が頼った支援を、今度は必要としている家庭へ届ける側になりました。
本人の手記によると、活動を続ける理由には、子どもの食事を心配せずに暮らせる未来への願いがあります。そして、困っている人に、助けを求めることをためらわないでほしいという思いもあるそうです。
子どもを優先するあまり、自分の食事を後回しにしていた日々。ピットマンは今、その経験を語ることで、同じように悩む親が支援につながるきっかけをつくろうとしています。
Photo:Aflo

